要素の全てを一集しているのでありましょうか。
いかに人間にとり交合が愉しかろうと、
行為自体はあまりに単純ではありますまいか。
前もって用意されている棒と穴、
交合の道具がそれだけでは物足りぬとは思いませぬか。
もちろん助平な触手が必要だと云うのではありませぬ。
問題は機能や本数ではありませぬゆえに。
同じくして、穴の数が問題でもありませぬ。
人間が、棒と穴に支配されているという実際が、
いかにも退屈で、想像力の不足した状態だと思うのでございます。
つまるところ棒と穴の働きとは、人間の未来でございます。
仮に強引な形で交合が行われようとも、
それは未来を奪う行為でしかありますまい。
対象存在の現在を奪うことはございませぬ。
愛する相手の全てを手に入れたいと思う御方は、
おそらく屹度星の数、と存じ上げまするが、
交合では儚くも足りぬのです。
交合で手に入るのはたった三分の一、
その未来だけに留まるのでございます。
というわけで、俺は新しい交合の仕方を提唱する。
「中枢神経及び直近の神経網を互いに絡めあい、記憶と意思と感覚を犯す交合」
「相手の遺伝子を自分の遺伝子で干犯する交合」
現代を生きる貧弱人間としてはどうやるのかわかりませんが、
こっちの方がセックスより面白いと思うんです。
フィクション中でも、どう表現すれば興奮できるのかもわかりませんが。
棒と穴でするのなら、従来の交合と外見変らないし。
精神的すぎると全然面白くないし。
難しいなあ。誰かこのプレイを激エロにかいてよ。まじで。

